お金を借りる、どのように借りる?

お金を借りる、どのように借りる?

わたしたちの生活で、無くてはならないもののひとつに「お金」があります。
何をするにも、まず先立つもの、つまり「お金」がなくてはいけません。
毎日仕事に励む目的のひとつも、報酬としての「お金」を手に入れるためです。

ところが長い人生の中では、突如としてお金が不足することがあります。
急な冠婚葬祭、病気や怪我、勤務先が倒産してしまうかもしれません。
欲しいものを購入して、一時的に手元のお金が足らなくなることもあるでしょう。

普段から節約に励んでおり、しっかり貯蓄している、という方であれば問題ないかもしれません。
しかしこのような方はそれほど多くはないでしょう。
手元のお金が不足した場合には、何とかしてお金を借りる方法を考えなくてはいけません。

お金を借りる」と聞くと銀行や消費者金融などの金融機関からの借入を真っ先に思いつくのではないでしょうか。
もちろんこれらの金融機関からの借入も立派な手段のひとつです。
しかし、金融機関だけがお金を貸してくれる先ではないことに気づくでしょうか。

例えば、親や兄弟、友人からの借入もその方法のひとつです。
お互いの信頼関係がしっかりと構築されていれば、相談にも応じてくれるでしょう。
お金が必要な理由をきちんと説明することで、納得の上貸し借りが成立する可能性もあります。
一般的には「利息」までは請求されないでしょうから、金融機関からの借入に比べて負担が少ない借入方法といえるでしょう。

ただし、それには「理由」が重要なポイントとなります。
「ギャンブルでお金が足りなくなった」といった理由では、いくら信頼関係がしっかりしていたとしても、お金を借りることは難しいでしょう。
「ちょっとした出費が……」とあいまいに説明しても、相手が納得するとは限りません。
また、万が一返済できない状況になると、これまでの信頼関係が一気に崩壊するかもしれません。
お金に関するトラブルは、深刻な人間関係の悪化を招く恐れがあります。

生活に困っているというのであれば、国や地方などの公共機関を活用するのもひとつの方法です。
日本は比較的生活困窮者に対する支援制度が整っている国です。
北欧などの国々に比べると劣るかもしれませんが、世界でも裕福な国のひとつですので、それぞれの状況に応じた制度を利用することができます。
せっかく普段から高い税金を支払っているのですから、困ったときには手助けしてもらいましょう。

民間の金融機関に比較すると、はるかに低い金利で利用できるのが大きなメリットです。
お金を貸してくれるだけでなく、職業斡旋などの生活再生の支援も受けることができますので、活用を検討してみましょう。
ただし実際に融資を受けるまでやや日数が必要となる点には注意が必要です。

その他にも「お金を借りる方法」はたくさん考えれます。
ただし、その方法を選択するには「お金が必要な理由」が重要であることがわかるでしょう。
いったい、なぜお金が必要なのでしょうか。

○お金を借りる目的とは?

お金が必要な目的は、人それぞれです。

  • 飲み会が続いたからなのか。
    交通事故に遭ったからなのか。
    どうしても欲しいものを購入したいからなのか。
    職を失ってしまったからなのか。

その他にも様々な理由が挙げられるでしょう。
大切なことは、その理由によって借入方法がある程度選別されるという点です。

個人的な理由であれば、親や兄弟などの「対人」からの借入は難しいかもしれません。
職を失ってしまったのであれば、やはり公共機関の生活支援制度を活用する方法が最適でしょう。
このように「お金が必要な理由」により、借入先の道しるべを探ることができるのです。

○借りたお金には利息が発生する

一般的にお金を借りると、利息が発生します。
親や兄弟などの「対人」の借入では利息まで請求されることはないでしょう。
しかし、その他の方法ではまず利息の支払いが必要となります。

利息とは、お金を借りる場合の「レンタル料」といえます。
一定期間お金を借りるかわりに「レンタル料」を支払う必要があるのです。
そして「レンタル料」がいくらになるのかを計算する基準となるのが「金利」です。

「お金を借りるなら、なるべく低金利で!!」
誰もがこのように思われるでしょう。
ただ闇雲に借入先を選んでいたのでは、低金利は望めません。

お金を借りることのできる金融機関のなかでも、金利についてはよく次のようにいわれます。
「銀行は低金利、消費者金融は高金利」
これはある意味真実ではあるのですが、絶対ではありません。
消費者金融の中でも条件次第では、銀行よりも低金利で利用できる先もあります。

また金利を考える上でも、やはり「お金が必要な理由」が大きなポイントとなります。
金融機関の融資では、一般的に目的型ローンが金利が低い傾向にあります。

  • 住宅購入資金であれば「住宅ローン」
    子供の学費資金であれば「教育ローン」
    自家用車購入資金であれば「カーローン」

このようにお金が必要な理由がはっきりしているのであれば「目的型ローン」を選択しましょう。

金融機関以外の借入でも、利息が発生します。
先の公共団体からの生活支援融資でも、利息は支払う必要があります。
勤務先からの福祉融資などを利用した場合でも、利息は発生します。
ただ、これらの金利は民間金融機関に比べて、はるかに低金利です。
ここでもやはり「お金が必要な理由」が関係してくるのです。

○借りたお金は返済しなければいけない

それではお金を借りる場合に、一番心がけておかなければいけないことは何でしょうか。
それは「借りたお金は必ず返済しなければいけない」ということです。
お金を借りることで、日常生活のピンチを防ぐことができるかもしれません。
しかし、借りたお金が返済できなければ、人生そのものを崩壊させる危険性もはらんでいるのです。

お金を借りる場合には、どうしても「借りなければいけない」ことばかりに頭が回ってしまいます。
いつまでに、どれだけ、どのように、金利は。
これらの「借りる条件」ばかりに思考が回り、返済については後回しになるかもしれません。
これは非常に危険なことです。

「対人」からお金を借りたが、返済できなければどうなるでしょうか。
これまでの信頼関係は一気に崩れ去り、最悪の場合、裁判にもつれ込むかもしれません。
そこまではいかなくても、大切な親戚や友人を失うことになるでしょう。

金融機関からの借入が返済できなければどうなるでしょうか。
返済が遅れることで、高い「延滞利息」を支払わなくてはいけません。
それでも返済できなければ、給料や自宅などの資産を差し押さえされるでしょう。
その結果「自己破産」などの状況に陥るかもしれません。

よく消費者金融などの宣伝で用いられるフレーズがあります。

「ご利用は計画的に、収支のバランスを大切に」

これはすべての借入にあてはまる言葉でもあります。
お金を借りる場合には、自分の状況をよく判断する必要があります。

借入は必要最低限に抑えること。
自己の収入と支出をよく検討して、返済可能な金額を借入すること。
借りたお金なるべく早く返済すること。

お金を借りる場合には、借りる方法以前に、借入後の返済についてしっかりと考えるようにしましょう。